それでは、その楽しさを具体的に見ていきましょう。
こんな方におすすめ
- アンサンブルをどうやって楽しんだらいいか分からない。
- どんなところに気をつけて演奏したらいいか知りたい。
まず、指導される先生方に質問です。
「普段からアンサンブルの楽しさを感じるようなことをしているか」
ということです。
アンサンブルは、吹奏楽の大人数とは違い、少人数で音を重ね合わせて、響きを作ります。
むしろ、そうした少人数での方が、響かせ方や重ね合わせ方を肌で感じることができます。
そのなかでも、とっても大事なことは
ポイント
旋律、伴奏、リズム、ハーモニーなど、自分の役割を理解しているか。
その上で、周りの人たちと聴き合いながら音を響き合わせているか。
ということです。
普段の吹奏楽では、人数も多いですので、意識していても細部まで聴くことが出来ません。
アンサンブルでは、少人数なので、こうしたことに細心の注意を払うことで、
自分たちで音楽を創る喜びを感じやすいのです。
その積み重ねが、「響き」へのこだわりに直結します。
ただ楽譜に書かれている音を出すのではなく
その音を感じ取り、表現するだけでなく、
聴いてくださる方に向けて、どう発信するか。
そこまで考え抜けるのが、この少人数ならではの楽しみでもあります。
もちろん、全員での合奏でも同様の体験はできますが、
少人数の方が、より向き合いやすいと言えるでしょう。
こんな演奏がしたい。こんな想いを伝え たい。
そうした「明確な目標」を持つことが、
「ただ音を出すだけ」から一歩進んだ演奏になる秘訣です。