今日は、学生指揮者が泣きながらやってきた。
どうやら基礎合奏でみんなに意見をすることが相当辛いらしい。
そうだよね。
学生指揮者になって2ヶ月。
ここまで、自分たちでよく頑張ってきたよね。
人の前に立って、何かを意見するということは、
本当に勇気のいること。
自分のいっている意見が、正しいのか、間違っているのか。
伝わっているのか、伝わっていないのか。
自信がなくなれば無くなるほど、みんなの視線が怖く感じる。
その気持ち、とっても分かる。
自分もそうだったから。
でもね、一つだけ理解してほしい。
みんなにとって、前で客観的に聴いてくれるあなたの意見は、
本当に貴重な意見。
吹いている自分たちでは気付くことの出来ない、貴重な意見。
そして、あなたの言葉は、決してみんなを否定しているわけじゃない。
だから、大丈夫。
みんな、分かってくれているから。
仲間を信じて。みんなを信じて。
自分も、仲間も、人間だから。
コンピュータのように、どの言葉が正しい答えかなんて、誰も分からない。
でも、あなたが発してくれた言葉をヒントに、
部員達は、もっといい音楽を奏でようと頑張ってくれる。
そうして、仲間との信頼関係を築き上げていくことこそ、
部活動の難しいところでもあり、面白いところでもあるんだと思う。
仲間を信じて、自分を信じて、前を向いて一緒に歩いて行こう。
応援しているよ。