今日は1顧問をしている吹奏楽部の部活の1日練習でした。
休校が開けて1日練習をするようになってから、何度目かの1日練習です。
勤務している学校は高校なので、近いところから通ってくる子もいれば
遠くから通ってくる子もいます。
練習時間が長いということは、練習時間がたくさん確保出来るという反面、
内容の密度が薄くなっていることもあります。
生徒の行動を見ていると、実際に行動が少しのんびりだらだらしていました。
長く練習できるメリットは、
・じっくり時間をかけて練習が出来る。
・細かい部分に目を向けることが出来る。
・個人練習やパート・セクションなど、様々な形態で練習が出来る。
その反面、デメリットは
・集中力が切れる。
・その日の目標が薄くなる。
・やる気、モチベーションが下がる。
(特に、自分が「こういう演奏したい」と思っていないとモチベーションを保つのが難しい)
1日の練習において大切なことは、目標と課題を明確にすることが大切だと感じました。
無理矢理長時間の練習をするよりも、
短時間の練習の中で
・明確な目標
・集中力
を持って取り組むことで、
無駄な練習時間以上に効果が上がるのではないか、と切に思います。
ブラック部活という言葉が世に広まってから、
活動の在り方と練習の質について深く考えるようになりました。
まず「時間ありき」という練習は、
「努力と根性」のスタイルと変わりません。
練習量を増やすことで肌で感じとることもちろんありますが、
集中力とモチベーションのバランスをとらないと
練習時間が無駄になると感じています。