部活動はおろか、普段の学校生活にまで大きく影響を及ぼしているコロナウィルス。
私自身も、吹奏楽部の顧問として、活動がストップした状態のまま転勤となり、
何も出来ない、もどかしい日々が続きました。
前任校の生徒たちとの別れ。そして、まだ見えぬ新任校での生徒たちとの出会い。
こんなに何も出来なくなったのは、教員になって初めてです。
生徒たちとも関わることが出来ない、生産性も何もない自分に、生きていく価値すら見いだせなくなりそうでした。
日頃、生徒たちと向き合うことで、自分の居場所があったんだと実感しました。
そのとき、たまたま見つけたAmazonの電子書籍出版の方法を見つけて、
今まで少しずつ書いていた他サイトでのブログ ある吹奏楽部顧問のつぶやき日記 を
電子書籍として形にしようと思いました。
なにか形に残したい。そして、指導者の先生方や吹奏楽部員達にとって、少しでも参考になればいいなという思いで
出版をする運びとなりました。
つたない文章ではありますが、お読みいただければと思います。
なお、吹奏楽部が題材となっていますが、部活動顧問としても考えることが出来る内容の部分もあります。
私にとって、たくさん励ましてくださったり、参考にさせていただいている先生方は、
吹奏楽部の顧問の先生だけでなく、他競技の先生方もたくさんにらっしゃいます。
結局のところ、部活動は「専門性を上げ、結果を出すこと」が第一優先ではなく、
「生徒の人間性を高める」ことが第一優先なのです。
優れた指導者の先生方は、その部分をしっかりと見極めて、小手先だけの技術指導ではありません。
生徒の考える力、計画する力、行動する力、創造性。
たくさんの活動と経験を通して、そうした人間力を高めていくのです。